コンフェデレーションズカップ レビュー

日本 1 - 2 メキシコ
日本 1 - 0 ギリシャ
日本 2 - 2 ブラジル


得失点差でGL敗退ながらも今後の光明を見出す。


今回の目標は当然GL突破で、出来るだけ多くの試合をこなす事だと思ってたんですが、正直1勝出来れば御の字だと思ってましたんで、
メキシコ戦で逆転負けを食らった時は、「ああこのままズルズル残り2戦も行ってしまうのかな」と非常に心配したんですが、結果このメキシコ戦で何か掴んだようですね。


続くギリシャ戦は、EUROで優勝したの時とは違って中盤でロクにプレスをかけずに後ろで前線に放り込むだけのサッカーでしたんで、広大なスペースに走り込むことにより終始チャンスを作り続けて圧倒する試合で自信を持てたと思います。


そして、戦前はもうだめぽと思っていたブラジル戦、ギリシャ戦で見せた様な高い位置でのボールカットから選手をスペースに走り込ませるカウンターを行なうプレーがこのブラジル相手の試合も観られるなど、やはり開眼したのか!!というような試合でした。ドローながらもここまで渡り合えたというのは、非常に多きな自身と経験になったでしょう。
もし最後の大黒様のヘッドが決まってたら伝説でしたが…。
(最初の加地のゴールは、崩し、ラストパス、飛び出し、シュート、何もかもパーフェクトでしたけど、副審がオフサイドと言うのでオフサイドだったのでしょう。微妙だったけど。)

今大会を通して思った事は、


日本人のスタミナは異常


ここでもよくアジアの中の試合で書いていた、「後半30分過ぎると足が止まる」という言葉が、実はアジアの外でも通用した、というのが個人的な感想です。
今回の大会では、その長所を生かした「とにかくひたむきに走りまくれば何かいいことが起こる(by WYオランダ戦のクラッキー)」を、それなりに高いパスワーク技術の元に実現させることが出来た、これからの方向性が見えた収穫の多い大会ではなかったかと思います。
(残念ながら一部サボる選手もいますけど。)
個人的に日本人が目指すべき方向の1つと思っているオシムジェフの走るサッカーに近付いて来ているようにも思えました。
ジェフのサッカーは、ジーコジャパンよりもっともっと走りって、サボる選手もいないですけどね。


現代表監督の手腕には今も懐疑的ではありますし、少しどうかと思う選手もいますけど、
今日だけは、心から「良くやった」と言いたい気分です。


気分の良い朝でした。