磐田、桑原氏解任、後任に鈴木氏

http://www.nikkansports.com/ns/soccer/f-sc-tp0-040913-0022.html

ジュビロ、動く。


五輪終った後に、「山本昌邦元五輪代表の去就について考える」と称して色々と書こうと思ったんだがいつの間にかダラダラ遅れてた内にこんな事が起きやがった。

そもそも、去年監督としてこれからがあるハズの柳下がわずか1年で更迭されて、完全に隠居してた桑原を監督に据えた時点で、「ああ、1年後は山本が協会からジュビロに戻って来て監督やるんだろうなぁ。きっと世代交代の波に揉まれて苦しむんだろうなぁ。」と思い込んでて、五輪終わった後も予想通りの展開になってきてて、やっぱりと思ったんだが、ここにきてその桑原を完全に隠居に押し戻す更迭である。まぁ、ここ数試合は、試合観た限りでは、力はあるのに運が無かった、とか怪我人が多かった、とかじゃなくて普通に弱かったんで、解任は当然と言えば当然なわけだが。

そして、後任がなんとジュビロ最後の砦である鈴木。正直、ジュビロにとって鈴木は困った時に頼める唯一の監督であり、まだあと10年位は使えるハズなので、ここで長期政権を任してヘマされてミソ付けてしまうと他に頼る人間がいなくなってしまうので、まぁ長くても今シーズン末までのワンポイントであると考えられ、実際にジュビロもそのつもりだと発表してる。
こう考えると、山本君の来期からのジュビロの監督就任がますます濃厚になって来たと言える。

しっかし、今のジュビロの惨状は大変である。数年前からずっと世代交代の必要性を言われてきたにも関わらず、完全優勝やらをしてなまじ負けなかったために、世代交代がおもいっきり遅れてしまった。気付いたら一昨年リーグ完全征覇、今年の元旦の天皇杯チャンプが、なぜかリーグ戦4試合目にも関わらず下から2番目という位置にいる。実際弱いし。

強豪チームの世代交代が難しいのは、鹿島が長い間苦しみ、やっと光明が見えてきた、といった前例があるように、Jの世界でも容易ではない。この中で山本昌邦氏が監督に就任すれば、氏にとっては世代交代の実現という非常に大きく困難な課題が付きつけられることになる。この道のりは険しいだろうが、ここで監督業に挫折すればそこまでの器であったということ。なんとか乗り越え、再びジュビロが強豪に返り咲く日を迎えることができれば、五輪でGLを勝ち残れなかった監督から一皮向けた有望監督の誕生として、山本氏にも、ジュビロにも、そして日本サッカー界にも良い結果に繋がると思うのだが。


しっかし、五輪イタリア戦の3枚目の交代で、負けているのに守備のバランスを取りにいくという、オレ達を心の底からガッカリさせるヘタレ采配をしでかしてやっぱり負けた山本君なら、逃げかねないかもなぁ。