キリンチャレンジカップ 日本-セネガル
日本 0 - 1 セネガル
感想。
サカオタ以外は読んでもちっとも面白く無いと思うので読み飛せ。
- 今日はジーコにしてはめずらしくチームとしての攻め方が徹底していた(初めてと違うか？)。浅くてバラバラなセネガルの最終ラインに2トップを張らせて裏を取る…やり方で、その戦法を取ること自体は(異論はあるが)問題無いし、ひとつの有効なやり方であるとは理解できる。ただ、裏を取るのが上手くない大久保にそんなやり方を強いたのと、中盤のビルドアップが前半は皆無だったため、結果は出なかった。
- 早い話が、用兵を間違えて有効な戦術を実現できなかった…つーことです。
- 後半は、一見攻めた様に見えたけど、実際はセネガルに守りの練習をさせただけだった。
- 柳沢外しまくり…なのはいつものことなのでどうでもいい。
- それを観て、「FWの決定力さえ上がれば良くなると思います。」とか言ってる奴は、トルシエ時代のワールドカップの時に、何故「決定力不足」という単語が聞こえてこなかったかをよく考えておくように。今後10年は日本のFWの決定力は上がらないと覚悟決めて、別のやり方を考えた方がいい。
- 珍しく選手交代をした。しかも3枚とも、それなりに理解できる交代だった。これが一番の収穫？
- 今まで出場機会の無かった本山が、一番「個を生かす」ジーコの理想のサッカーをやってたのが印象的だった。あと小野も病み上りなのにあそこまでできるのは流石だと思う。
- 個人能力が上の相手には、自称黄金の中盤も殆ど機能しませんでしたな。ボールがキープできずに取られまくりですた。
- セネガルは完全調子というワケではなかったけど、大事な所では必ずプレスをかけてきていた。翻って、日本側にはプレスをかける意識が皆無。
- トルシエジャパンや岡田ジャパン、あの加茂ジャパンの時でも、必ず相手の監督は「日本は組織的で…」と言ってきたのにも拘らず、ジーコジャパンでは「組織的」という言葉がトンと聞かなくなったが悲しい。
- 身体能力で負けているセネガル相手に、組織力でも負けたら、そりゃ勝てんわなと思います。
正直、1年前と比べれば大分良くなってはきているんだが…。
12月の東アジア選手権の結果が出た時が、切る最後のタイミングかもしれん。
